靴をドレスアップさせる、魅惑のアイテム「ブーツトップ」を紹介します
女性 サイズ2を着用 靴のサイズは23.5cm
右側は、型紙より5.5cm短くカットして製作したものです。
合わせる靴や、丈によって印象がガラリと変わります。
お好みでアレンジしてお楽しみください。
男性 サイズ3を着用 靴のサイズは26.0cm
右足のみブーツトップを装着しています。
簡単に足元を華やかにしてくれるアイテムです。
型紙は、ふくらはぎくらいまである丈にしています。
冬場はとても暖かいです。
型紙から5.5cmほど短くしてみました。
個人的には、男性のブーツトップなら、このくらいの丈がちょうど良いかなと思います。
丈の調整は、型紙上部を線に沿って平行に切っただけですので、簡単にアレンジができますよ。
釦の数も型紙より2個減らしています
型紙は、計5サイズを用意しました。
ご自身の履く【靴のサイズ】に合わせてお選びください。
迷ったときは、大き目サイズにしましょう。
※脚にフィットするつくりです。
厚手の靴下や、ボリュームのある靴には合わないのでご注意ください。
合わせる靴の「ヒールの高低差」や、ご自身の「ふくらはぎのサイズ」に合わせて対応できるようになっています。
仮に10cmのヒールだったとしても、前ソールが4cmでしたら「6cm」の差寸になるので、この型紙で対応できます
ダウンロード形式は「A4サイズのPDFファイル」です
ご自宅のプリンターまたはコンビニのコピー機で印刷してご使用ください
※下記に、ブーツトップ製作の注意点を書いておきます
【1910年イギリスのブーツトップ】ブーツトップは「着脱がし辛い」構造になっています。
小さな釦の開閉には、専用器具を使用します。
【釦フック】
着脱には、釦フックというアイテムを使います。
釦ホールに差し込んで、釦を掴み、留めていくのです。
なのでブーツトップは現代日本おいて、靴の脱ぎ着をする際に時間が掛かります。
解決策としては
釦を飾り釦にして、開閉はマジックテープにする。
内側にファスナーを設けて開閉する。
靴の底を通るストラップを省いて、靴を脱いでもブーツトップは装着したままにする。
などが考えられます。
釦の数を減らすのも有効的ですが、あまり減らすと甲の曲線に造形が追いつかなくなり、余分なシワが出るのでご注意ください。
美しい造形を保つために、小さな釦がたくさん付いているのです。
【靴の底を通るストラップ】
このストラップを省けば、靴を脱ぐ際にブーツトップの着脱が不要になります。
省く場合は、裏地を綿や麻などの「摩擦がある生地」にしましょう。
ただでさえストラップが無いのに、ツルツルの裏地にしてしまうと、歩くたびにブーツトップが動いて落ち着きません。
以上が製作における注意点になります。
ブーツトップやスパッツの歴史や構造などはスパッツの紹介記事をお読みください。
【この記事は近々、加筆予定です!】
120年前につくられたパンプスと、靴の上にかぶせる装飾品「ブーツトップ」を紹介します
— 衣服標本家:長谷川 (@rrr00129) February 22, 2023
19世紀末からファッションアイテムとして頭角を現したのがブーツトップでした
軍服のゲートルから派生したもので、脚を守る防具ではなく「装飾具」として独自に進化を遂げています
その歴史と構造を探ります↓ pic.twitter.com/vhFVz0xsp3
現在でも愛好家の多いクラシックシューズの王道【釦ブーツ】
— 衣服標本家:長谷川 (@rrr00129) February 21, 2023
今回は1890年にアメリカでつくられた、女性用釦ブーツを紹介します
その歴史は古く1810年ごろまで遡ります
「紐の靴よりもほどけにくい靴がほしい」という声から発明されたそうで、1910年ごろまで永く愛されました
細部に迫ります↓ pic.twitter.com/Z6ccOmeRYv